私は38歳の主婦です。12歳年上の夫と2人暮らしです。子どもはいません。
会社を経営している夫は10年程前に糖尿病を発症し、いわゆる「ED(勃起不全)」という状態となり、数年前から性生活も思うようにいかなくなりました。
夫は、私にかわいそうな思いをさせたくないとのことから、私の性生活を保証するため、ネットのサイトで知り合った若い男性を私に宛がうことにしたのです。

昨年春のことでした。その彼、伊崎君(仮名)は25歳の大学院生でした。
ただし、夫は、私と伊崎君が2人だけで会うことは許さず、夫のいるところで、あるいは夫に特別に許可を得たうえで会うというルールになっていました。
私は当初、別の男性とそういう関係になることに強い違和感を覚えました。
私は一人の人間であって「物」ではないですから。
「性生活がなくなっても生きていける」とも思っていました。

もっとも、妻に他の男性を宛がうということは、夫にとって性的な刺激になったようです。自分よりも若い元気男に妻が奪われるかもしれないというスリル、刺激が、自分の性的な活力を呼び覚ます。そのような期待を夫はもっていたのではないかと思います。

伊崎君と私たち夫婦が最初に会ったのは、あるホテルの中にある飲食店でした。
きちんとスーツを着込んだ伊崎君は、小柄で、童顔で、年よりも少し若く見えました。
大学院では経済学を勉強していて、ゆくゆくは海外で活躍するようになりたいと言っていました。
高校時代はラグビー部に所属していたということで、確かにしっかりした体つきをしていて、体力にも自信があるとの。
元々苦労人で、会社を経営している夫にしてみれば、そういった未来ある頼もしい若者を応援してあげたいという気持ちもあったようで、私の知らないところで、彼に何かと援助もしていたようです。

食事の後、私たち3人はそのホテルのツインルームに移動しました。
ソファに深々と腰掛けた夫は、伊崎君に、「どう? 気に入った?」と私の方を顎で指して訊きました。
「もちろんです。素敵です。美人な奥さんで、羨ましいです」。伊崎君はそう答えました。
私が所在無げにベッドの端に腰掛けていたところ、夫は「遠慮しなくていいから。好きにしていいよ」と伊崎君に言いました。

伊崎君は恥ずかしそうにして、少しためらっている様子でしたが、意を決したのか、ネクタイをほどきながら「失礼します」と言い、私に密着するように座りました。
私はそれまでの腰の低そうな彼のイメージが少し変わり、戸惑いました。

伊崎君はYシャツを脱ぐと、私の背後に回り、服の上から胸を触り始めました。
そして、耳に口をくっつけるようにして「おおきいですね」と囁きました。
ソファーに悠然と座っている夫ですが、直視しなくても、嫉妬の炎が燃えているのが分かりました。

私は彼の手で体をまさぐられていましたが、なんだか、落ち着かなくて、素直に感じる気にはなれませんでした。
やがて私は、ブラとショーツだけの格好となり、さらにはブラも取られました。
彼は、指に唾をつけて私の乳首を弄び始めました。そんなこと夫にされたこともありませんでしたが、それがとても気持ち良くて、私は声を出してしまいました。
その時、夫が咳払いしました。私は、夫には、妻が他の男に抱かれることへの嫉妬と、性的な興奮の両方の感情が燃え盛っているのだと思いました。

やがて、ベッドの上に横たえられ、伊崎君におっばいを舐められました。
私が夫のほうから顔を背けると、伊崎君はわざわざ私の顔の向きを元に戻して、「旦那さんのほうを見てください」と言いました。
私は彼のことを「若い」と見くびっていたようです。その時、相当、熟練していると思いました。

私はショーツも剥ぎ取られ、脚をはしたない格好で開かされ、大事なところも彼に舐められました。複雑だった気持ちが、訳が分からなくなって、すっかり反応している自分がいました。
伊崎君はわざと私の中に何本かの指を突き入れ、夫にその音を聴かせるように動かしました。
さらに私は、四つん這いにさせられ、同じように指でイタズラされたのですが、彼の指は次第に力と速さを増していき、やがて私は頭の中が真っ白になるくらいに感じて、生まれて初めて、潮を噴くというのでしょうか、それをしてしまいました。
その瞬間、夫の顔が目に入りました。すごく、慌てているような、怖い顔をしていました。

その後、伊崎君は私の上に覆い被さってきて、つながりました。
身長が168センチある私に対して、伊崎君は165センチぐらいでしたが、ラグビーで鍛えられた筋肉質の体でガッチリと、きゃしゃな私の体をホールドし、激しく乱暴なまでに突き続けました。
「奥さん……逝きますよ!」。彼の下半身が大きく波打ち、熱く激しい噴射が私の奥深くに浴びせられました。
伊崎君が部屋を出て行った後、悔しそうな顔の夫が無言で私を抱き締めました。

そんな、3人の複雑で奇妙な交流が続きました。
夫は、それはそれで性的な刺激になったようで、その後、「機能的な回復の兆しが少しある」とも言っていました。
伊崎君と私はセックスの相性がとても合いました。回を重ねるごとに、別れ際の彼の寂しそうな顔が気になりました。
ある時、伊崎君から「奥さんと2人だけで会いたい」と言われました。
私は断りました。しかし、執拗に求められ、夫が海外出張に行った際、2人きりでホテルに泊まりました。
夫が見ていないところで、私は心ゆくまで若い彼の体を堪能し、何度も何度も果てました。
以来、ズルズルと夫に隠れて密会する機会が増えています。
伊崎君は、今や、夫公認の「半彼氏」から、夫に隠れて会う「彼氏」になってしまっているのです。