35歳、主婦です。地域の子ども会で会長をしている40歳のHさんと不倫関係にあります。私はちなみにその会の副会長です。

Hさんと会長・副会長のペアを組んで2年目。その会は2年が人気のサイクルなのですが、同じマンションに住んでいて、それまではエレベーターなどで会った時に、軽く挨拶する程度の関係だったのが、今では、子ども会のために奔走する会長・副会長という強力なコンビの絆をさらに超えて、夫婦以上とも言える最高の体の相性の2人となってしまいました。
もちろん、私の夫も彼の奥さんも、その他、誰一人、そんなことは知らないと思います。

互いに、配偶者とはセックスレスでした。そして、相手は共に性欲が弱く、こちらは強いということも共通していることでした。
そんな2人が出会って、「打ち合わせ」「ミーティング」と称して、町会事務所の一室で何時間も共に時間を過ごせば、いやでも距離は縮まっていくと思います。

先日の土日、私は同窓会と偽って、Hさんは出張と称して、2人きりで極秘の温泉旅行に出かけてきました。
居住地の最寄駅からは別々に電車に乗り、特急列車の中で合流。
会いたくて会いたくて。隣同士の席につくなり、手を握り合いながら、周囲を気にしながら、コンマ0秒のキス。そのコロンの香りに触れるだけで、早く抱かれたくなってしまいます。
それでも、知っている人に遭遇してはまずいと、列車が発車するまでは、2人ともうつむき気味で待機します。
列車が発車すると、通路を挟んだ反対側の席に誰も座っていないことをいいことに、ディープキスをしてしまいました。舌を絡め合いながらの濃厚なキス。同時に指と指を絡め合いながら。車両の通路の自動ドアが開く音が聞こえて、すぐに離れる2人でした。

駅で買ってきた駅弁を開いて、それぞれ箸で美味しそうなオカズを選んで、お互いに食べさせます。若いカップルならまだしも、「中年」の2人が……。
しかし、そういうことさえも気にならなくなるのが不倫の魔力なのです。
ひざ掛けで覆いながら、ずっと互いの手を握り合いました。指でのせわしない愛撫。それはもはや、手によるセックス。感じました。

ようやく温泉地の最寄り駅に着いて、バスに乗り換えて移動です。ここまでくると、私たちは大胆にも腕を組んで、歩きます。Hさんいわく、「僕たち、夫婦に見えるかな。それとも、不倫カップル?」。夫婦には見えないかも。そんなにラブラブな夫婦なんて、知りません。

温泉旅館に着くと、女将さんをはじめ、数人のスタッフの方々が出迎えてくれました。
カウンターでの記帳の際、沈黙の中、女将さんとスタッフの方々の視線がこちらに集まります。”夫婦に見えるかな。それとも愛人旅行?”
こういう場合、目が肥えていらっしゃる方々のことですから、私たちが不倫カップルであることは見抜かれていたと思います。一応、記帳の際、Hさんも私も同じ姓にしておきましたが。

部屋に着き、荷物を下ろすと、抱き合う子ども会の会長と副会長。そして、またまた激しいディープキス。そのまま、敷き詰めた座布団の上へなだれ込んで。
私のショーツが足首のところまで下ろされ、Hさんはズボンと下着を脱ぎ去って、ゆっくりと……。
難なく入ってしまったのは、私のが濡れやすいから? それともHさんのが濡れていたから? 答えは両方だと思います。
固いHさんが敏感な私の内壁を激しくいじめて……私は絶叫したかったけど、まだ、掃除のおばさんたちが廊下を行ったり来たりしてそうなので、我慢して吐息に変えました。
でもしっかり逝きました。

そのまま、部屋付きの岩風呂へ。肌触りのいいなめらかなお湯に包まれて、ここでも裸で抱き合う、会長と副会長。Hさんったら、果てたばかりなのに、ずっといきり立ったまま。こんなに素敵なのにほったらかしにしている奥さんの気が知れない。Hさんいわく、「こんなに綺麗な体を堪能しない旦那さんはどうかしてる」と。まったく同感です。
岩風呂でもつながりたくなったけど、周りの部屋に声が聞こえそうでやめました。

夕食の時間。部屋に運ばれてきた海の幸、山の幸、そして、美味な地酒。
Hさんと私、さしつさされつで、すっかりいい気分です。
でも、本当は早く、早く、セックスしたかった。

夕食が終わると、仲居さんがお布団を敷きにやって来られました。
その時にはもう、Hさんも私も出来上がっていて、いちゃいちゃと。
仲居さんも見て見ぬ振りしながら、それでも横目で何度もチラチラと。だって、Hさん、私の浴衣の中に手を入れて、触ってきていたんですから。
仲居さんが去ったと同時に、敷きたての布団の上に押し倒されて、すごい勢いでキスされて、首筋を舐められ、耳も舐められて。

太もものあたりにHさんの全く衰えないアレがゴツンゴツンと。
私は、Hさんが舐めやすいように、陸上選手がゴールする時のように胸を張り出して。そのほうがおっぱいの感度もたまらなく良くなるんです。

Hさん、大事な宝物を扱うように、私に接してくれて、体じゅう、至る所まで優しく、獰猛な舌で愛撫してくれました。私の大事なところも、舌を尖らせて伸ばして、奥の奥まで……。

そしてついに、その日で何回目か既に分からなくなった挿入。
Hさん、小さく喘ぎながら、私の中で暴れます。私をひしと抱き締めて、私の存在自体をえぐるように、壊すように、激しく、優しく、動くのです。
最後は、私の中、奥深くに、汲めども尽きないHさんの熱い濃厚ミルクを注ぎ……いえ、ぶちまけるといった感じです。
その瞬間、”Hさんの赤ちゃんを宿せられるなら”とつい思ってしまいます。

「不倫」って、濃厚で、甘美で、スリリングで、楽しい……でも、とっても切ないですね。