僕は父親の仕事の関係で、小学校の時から転校を繰り返していました。やっと友だちができたと思ったら、次の学校へということが何度も続きました。
中学3年の時、転校したのは、山あいの小都市の学校でしたが、そこは荒れに荒れていました。不良生徒のグループの集団が幅を利かせ、先生や生徒に暴力をふるったり、校内でタバコや酒、シンナーをやったり、物を壊したりと、やりたい放題でした。
転校したばかりの僕は、とにかく目立たないようにしていましたが、ある時、英語のテストでまぐれで満点を取ってしまい、それを先生にみんなの前で褒められてから、僕は連中に目をつけられるようになりました。授業中、牛乳につけ込んだ雑巾をぶつけられたり、給食に七味唐辛子を大量に入れられたり、休み時間もベルトで叩かれたり、足元で無数の爆竹を鳴らされるなどの嫌がらせを受けました。僕は、将来、弁護士になりたいという目標があったので、そうした嫌がらせに屈することなく、学校に行き続け、勉強を頑張りました。

ある日の昼休み、図書館に向かう途中、僕は連中につかまってしまい、4、5人に羽交い絞めにされてズボンを脱がされました。さらにパンツも脱がされ、ブラシのようなもので性器をいじられました。僕は必死に抵抗しましたが、かなわず、不覚にも性器を勃起させてしまいました。その時、連中から驚嘆の声があがったのです。「でっけー」
自分でも、確かに大きいとは思っていましたが、誰かと比べたこともありませんでしたので、相対的な大きさは知ることができませんでした。しかし、不良の連中たちでさえ、ため息をついていたので、相当大きいということだったのかもしれません。勃起時に長さで18センチちょっとありました。誰かが写メを撮っていました。
その時以来、彼らが僕に嫌がらせをしてくる頻度は極端に減りました。僕は、例の一件で一目置かれたのだと思いました。
僕がいじめられなくなった代わりに、今度は、僕と成績を争っていた「江見」がいじめの標的になりました。江見は2年の2学期から生徒会長を務めてきて、正義感の強い生徒でした。
僕は江見とはほとんど口をきいたことがないし、勉強のライバルでもあったので、内心、いじめられれば成績が下がって、自分の方が上位に上がれると、黒い気持ちを抱いていました。
江見は、連中の嫌がらせを受けながらも、それに耐え、先生らに訴えて抵抗していました。しかし、それがかえって連中の怒りを買い、嫌がらせはエスカレートしていきました。

ある土曜日の午前中、僕の家に電話がかかってきました。不良グループのリーダー格、奈良からでした。「ちょっと用があるから来い」とのこと。僕は自転車を走らせて指定された住所を探しました。着いた所、そこは「江見」と書かれた表札がかかっているマンションの一室でした。
チャイムを鳴らすと、奈良が出てきて、中に通されました。玄関にはたくさんの運動靴が散乱していました。
リビングに行くと、不良グループの数人がいました。皆、たばこを吸っていて、すごい煙でした。それに、皆、服を着ていないというか、トランクスだけのやつとか、上半身だけ裸のやつがいて、不審に思いました。
何のために僕が呼ばれたのか分からず、立ち尽くしていると、奈良が僕を呼んで、隣の部屋の戸を開けました。
その部屋を覗き込んだ僕は仰天しました。
その部屋では、敷かれた布団の上で、男女がセックスしていたのです。しかも、やられている女性は中年のおばさんで、やっているほうは、不良グループの中辻というやつでした。
「やばいよ」。僕は思わず奈良のほうを見て言いました。
髪が乱れたおばさんは、ぐったりした様子で、中辻に揺さぶられていました。大きなおっぱいが前後に激しく揺れていました。


「あの人誰」。女性を指して奈良に訊くと、「江見の母親」と奈良。僕は愕然として「ほんとにやばいよ」と声を震わせました。
「なんでこんなことになったの」「江見が色々と粋がったことしてくれたから。そのお礼」
表情を変えずそう言った同い年の奈良が、あらためて恐ろしい存在だと思いました。と同時に、いじめられてきた自分も、下手なことをすれば自分の母親も同じ目に遭わせてしまうかもしれないと思い、全身に戦慄が走りました。
「次、お前な」。奈良がそう言いました。僕はその言葉の意味がすぐには分かりませんでした。しかし、江見の母親を犯していた中辻がいよいよ激しく動き、射精するに至ったとき、その言葉の意味を理解しました。次は自分が江見の母親とセックスさせられるのだと。
「僕は、こういうことできない。したことないし」。僕はその場から逃げようとしました。
すると奈良は、「お前、どこ受験するんだっけ。高校」と訊いてきました。僕が黙っていると、「××だよな」と、僕が狙っている県立高校の中で最難関と言われている学校の名前を奈良は口にしました。「こないだ撮った、お前のチンポ画像、××高校のメールアドレスに送ろうかな」。奈良がスマホを掲げました。そこには、先日、僕がパンツを脱がされて勃起した性器をさらしている哀れな画像が写っていました。万事休すでした。
「やめてくれ。わかったから」。僕は奈良に懇願しました。そしてさらに「わかったから。その代り、言うことを聞いたら、その画像を削除してほしい」と言いました。
奈良はニヤニヤしながら、「いいよ。でも、やらしいセックスして、江見の母親、逝かせまくらないと、削除しないし、やらしくないと、高校に送りつけるかもよ」と言いました。

険しい表情の江見の母親が裸のまま、ぐったりと横になっていました。おそらく僕が来るまでに、連中にたて続けに犯されたのだと思いました。最初は相当、抵抗したのか、物が散乱し、体を拘束するために使ったのか、ロープや手錠、スタンガンのようなものまで目に入りました。
「早くやれよ」。僕は奈良に小突かれました。しかし、何をどうすればいいのか分かりません。
僕が固まっていると、何人かが江見の母親に群がってきて、体じゅうを触り始めました。大きなおっぱいを揉み、アソコをいじっています。江見の母親は投げやりに抵抗しながらも、やがて仕方がない感じで受け入れていました。
「お前も脱げよ」。奈良に何度も小突かれて、僕は渋々、脱ぎ始めました。
全裸になって股間を両手で隠していると、その手を奈良に払われました。勃起した性器が弾け出ました。皆が笑いました。


僕は性器を勃起させたまま、江見の母親の上に覆い被さり、唾液の匂いのするおっぱいを舐め始めました。固くなったふやけた乳首を舐めると、必死に耐えている様子の江見の母親の口から声が漏れました。
「気合い入れてやらないと、画像が高校に届くぞ」。奈良らがはやしたてるなか、僕は夢中で江見の母親のおっぱいを舐め、濡れたアソコをいじりました。
連中に手伝ってもらいながら、江見の母親のアソコに僕の性器を挿入しました。なかなか入らず苦労しました。しかし、入っていくと、江見の母親は何とも言えない声を出していました。さらに、僕が夢中で腰を動かすと、最初、苦しそうだった声が、気持ちよさそうな声に変わり、やがて、悲鳴をあげてのけぞっていました。皆が「逝った、逝った」と言っていました。

江見の家に行ったのはその時が最初で最後で、江見の母親とセックスしたのもその時だけでした。連中がその後も、していたのかは分かりません。
僕にとっても、忘れようにも忘れられない体験で、今でも同窓会で、税理士として活躍している江見に会うと、気まずい思いをしています。
※内容はフィクションです※