あれは確か、将来妻となる女に出会う、一年ほど前のことです。
高二の僕は、今と変わらずモテていました。
そいつは、その頃、僕より一個下の16歳で、偏差値の低い女子高に通うバカ女でしたね。
そうだ、今回は妻とのエッチな話のインターバルに、この女の話をしましょう。

「あたしとさあ、付き合ってくんない?」
チューインガムを噛みながら斜めに構え、制服のブラウスを第二ボタンまで開けて、安っぽい、と鼻で笑ってしまうようなシルバーのネックレスを細い首回りにチラつかせ、肩より少し長めの茶髪に軽くウェーブをかけた、ヤンキー女子高生が下校途中の僕の行く手を塞ぎました。
「ざーけんな、バカ」
鞄を担ぎ直し、相手にするのも面倒臭く、僕はそのヤンキーの横を素通りします。
「待ってよ!」
太々しく、そのヤンキーは僕を追いかけてきます。
「うっぜえんだってよ」と僕は振り返りもしません。
「やっぱ」と僕の前へ駆け出し、みっじけえスカート、品も質もありゃしねえ、また進路を塞ぎ、「皆んなの言うとおりだね」とヤンキーは僕に振り返ります。
「言うとおり?」と僕は顰めっ面を、忙しいんだよ、と車道に向けました。
「うちの友達らが、あんたにことごとく振られたってさ」
その制服見りゃわかる、どこのアホ学校か。
「確かに、おまえんとこの学校から来たブスは全て振ってやったよ」
僕は気怠く髪を掻き上げて、溜息を漏らしました。
「フッフフ」とヤンキーは下を向いて、何だこいつ、笑います。
「結構、可愛い子もいたんだよ。そんな子ら振るなんて、どんな奴か見てみたかったんだよね」
細く尖った顎を突き上げ、目を細めて僕を見るヤンキーも、生意気ながらにも結構可愛い子でした。
よし、痛ぶってやるか。
僕はニヤッと微笑み、また鞄を担ぎ直しました。
「それだけかよ? おめえが俺と付き合いたい理由は。他の女が攻略できねえ男をモノにして、自慢でもしたいか?」
「そんなんじゃないよ」とヤンキーは上目遣いで唇を尖らせ、後ろ手を組んで細い足を交差させます。
「あんたのこと、チラッと見てさ。惚れちゃったからね」
ヤンキーのオマンコか。
腐れてるだろうが、まあ社会勉強だ。
あ、じ、み、してやるか。
「ほう、なら、まず俺とセックスしてからだ。それからだ、俺の女にするかどうかってのはな」
僕も負けじと上目遣いで、顎先を上げて不敵に微笑んでやりました。
「嫌なら、今すぐ立ち去れ」
ヤンキーは眉間に皺を寄せ、これがメンチ切りってのか、鋭く僕を睨みます。
何だ、それ? 
僕は余裕の笑顔です。
「わかったよ、やってやるよ」
睨みを効かせたまま、両腕を胸元で組んで右足をやや踏み出し、ヤンキーは偉そうに答えました。
じゃ、相手してやる。
「ついて来い、家には誰もいねえ。お望みどおり、セックスしてやるよ」


「ウッギャー!」
悲鳴を上げるヤンキーをベッドに押し倒します。
部屋に入るなり、鞄を 肩から落とし、何の前触れもなしでした。
「へえ、広い部屋じゃん」とヤンキーが自分の鞄をカーペットの上に置いた瞬間、抱きついてやったから、強烈な悲鳴は無理もない。
「ちょっ、ちょっと、あんた! ま、まずは話ぐらい…」
馬乗りになり、ブラウスの上から乳を揉む僕をヤンキーは力一杯押し退けようとし、両足をバタつかせて必死で抵抗します。
「ヤルって言ったら、速攻なんだよ! お、れ、は!」と僕はヤンキーの両手首を抑え込んで、無理矢理キスします。
「うぐううう…」
ヤンキーは口の中に息を籠らせました。
ブラウスの裾を捲り上げて右手を突っ込み、ブラの上から乳を揉んでやると、両足の激しい動きを止めたヤンキーは、すーっ、と鼻から息を出して全身の力を抜きます。
もう疲れたのか?
僕はゆっくりと自分の唇をヤンキーの唇から離しました。
「参ったか?」と僕は低い声で言います。
「はいぃ、だから、優しくぅ、してもらえませか?」
何涙滲ませて、可愛く丁寧な言葉遣いしてやがるんだ?
僕は妖しく笑い、ブラウスのから右手を抜き、ヤンキーの体の上から降りました。
ヤンキーは安心したのか、「あっ、はは」と顔を震わせながらも笑います。
俺が止めると思ったか? バカが。
僕は勢いよく右手をヤンキーのスカートの中へ突っ込みました。
「イッヤーッ!」
僕の耳元で、うっせーな、また叫んだヤンキーは体をくの字に曲げようとしましたが、一瞬僕の手が早く股間を捕えます。
この辺が、クリトリスだろ。
僕はパンツの上からその突起を中指で刺激しました。
「おっ、お願い! はっ、話ぐらい聞いてーっ!」
髪を振り乱して、次は海老反りになるヤンキーは、アイシャドーが混じったどす黒い涙を流し、顔をくしゃくしゃにして「アアー、アッアアアーッ!」と号泣します。
さっきの激しいキスの所為で、薄ピンクの口紅も滲んでいました。
しょうがねえなあ、つか、面倒臭え、と白けて、僕は溜息を吐きます。
「やーめた!」
体を起こした僕は、ヤンキーに背を向けて、ベッドの縁に腰を掛けました。
「おめえ、もういいや。帰れ」
ヤレる女は他に幾らでもいるんだよ。
  泣き止んで鼻水を啜り、ヤンキーが体を起こす気配を感じました。
  「あのぅ」と言う声に振り返れば、ヤンキーが四つん這いになって、ゆっくりと俺に迫って来ます。
  「な、何だよ?」
  僕は不機嫌に答えます。
  「すいませんでした。ただぁ、びっくりしてぇ」
  黒い涙の跡が伝う頬と薄ピンクが滲んだ口周りが、何だか滑稽で笑いそうになりました。
  何がびっくりしただよ?
  何度も何度も、クリトリス弄られて、クンニもフェラも慣れっこのセックス三昧のヤンキーが、こんなんでビビってんじゃねえよ。
  「もういいってんだよ。帰れよ」と僕が冷めて言うと、ヤンキーは「いや、ちょっと!」と慌ててベッドから飛び降り、「待ってください!」と僕の前に、何なんだよ、こいつ、しゃがみ込みます。
  「根性決めて、セックスしに来たんですから、見捨てないで下さいっ!」
  顔を突き出し、ヤンキーは真剣な顔つきで僕に訴えました。
  「おめえ、名前何て言うんだ?」
  まだ聞いてなかったな。
  「由美、です」
  「そっか。俺は…」
  「潤、さん。ですよね?」
  「何で知ってんだ?」
  「うちの学校で、結構有名人なんで…」
  有名人? 
  何で俺がそんな?
  まあ、別にどうでもいいことか、女同士の話題に俺の名前が上がるなんてよ、と僕は苦笑いしました。
  「下行くぞ」と僕が立ち上がると、「え?」と目を大きく開いて、由美は僕を見上げます。
  「そんなに俺とやりたきゃ、やってやる。その前に、そのど汚い顔を洗ってもらう。洗面所に、連れてってやる」

  「あのう…」
  洗面所に着くと、由美は両手を腰下で揃え、俯き加減で目線だけを上げ、申し訳なさげに言います。
  いきなり謙虚になりやがって、今までおめえが舐め腐ってた男どもと俺は違うってことをさっきの強烈な「押さえ込み」でわかったか。
  舐めた女には容赦しねえ、俺みたいな男もこの世にはいるってこと、よく覚えとけ。
  「何だ?」と僕は由美を睨みました。
  「顔洗うついでと言ったら何なんですけどぉ。シャワー浴びさせてもらえませんか?」と由美は僕の背後にある、ガラスで囲われたバスルームに視線を向けます。
  「セッ、セックスする前は、やっぱぁ、綺麗にしておきたいんで…」
  また俯き加減で、由美は目線だけをこっちにやりました。
  「さっきの強烈な抵抗は、俺に汗まみれのオマンコをクンニされたくなかったって意味か?」
  両腕を組み、僕は首を斜めに不敵な笑みを作っていました。
  「まあ、そういうことで…」と由美は両手で顔を覆います。
  そう、シャワーね。
そういえば、俺も汗流したかった。
「わかったよ、入るぞ」と僕はワイシャツの第一ボタンに指を掛けます。
「え?」と由美は両手を開き、化粧が乱れた顔を晒しました。
「え? じゃねえだろが。服着たまんま入るのかよ? 早く脱げ」
僕は全てのボタンを外し、ズボンのベルトも外そうとしています。
「あの、もしもし?」
顔を突き出す由美でした。
まじ、何なんだよ? このヤンキー。
「あー?」
素早く脱ぐ僕はもうトランクス一枚です。
「一緒に、すか?」
当たりめえだろ。
「何、女の子みてえなこと言ってんだよ? おめえは」
「一応、あたし、女の子なんですけど…」
どーでもいいんだよ、んなことよ。
トランクスを脱ぐと、無愛想な態度とは裏腹にチンコは愛想よく、ピコーン、と飛び跳ねて勃起していました。
「キャン!」と由美が顔を背けます。
何人もの男のチンコをフェラしまくってるくせによ、何、今更可愛い声出して純粋ぶってんだ、このヤンキーが。
「女の子みてえな声出してんな!」
「だから、あたしは女の子ですっ!」と由美はまた顔を両手で覆いました。 
ヤンキー何てのが、世の中の女の子リストに入ってると思ってんか?
「早く脱いで来いよ」
フルチンの僕はバスルームのガラス扉を開けて中へ入ります。
熱いシャワーを、あー、気持ち良すぎる、と頭から被っていると、背後から扉の開く音がしました。
振り返ると、右腕でオッパイを覆い、左手でオマンコを隠す由美がやや腰を引いて立っています。
  「早く入って来い」と僕は濡れた顔を素手で拭いながら言いました。
  長い足に括れた腰の八頭身は、悔しいかな、良い体だ、と思わざる負えません。
  「お背中、お流ししましょうか?」
  ただ、遠慮がちに引き過ぎた腰が勿体ない。
  「んなの後でいいよ。早くこっち来て、その小汚ねえツラ洗え」
  「はいぃ」と由美は急いで顔面からシャワーを浴び、僕が「ほらよ」とバスキャビネットから取った、お袋の洗顔クレンジング剤を渡してやりました。
  「あ、ありがとうございます」とそのチューブからクレンジング剤を手の平に絞り出して、顔に塗りたくって、由美は化粧を落とします。
  「凄い、良いクレンジング剤ですね。香りが最高です」
  由美は必死に顔を洗ってました。
  「すっきり、しましたぁ」
 由美は化粧が完全に落ちたスッピンの顔を、おめえ、化粧してねえほうが透明感があって綺麗だぞ、僕に向けます。
  「胸もオマンコも丸出しだぞ、おめえ」 
  女の裸なんて見慣れていた僕は冷静です。
  「イッヤー!」
  また、鼓膜に突き刺さるような叫び声を上げた由美は体を丸めてしゃがみ込みます。
  「おまけに、眉毛もねえし」
「アアーッ!」とまた両手で、由美は顔を押さえました。
「立て、コラ」と呆れ顔の僕はバスチェアに腰を下ろします。
顔から両手を退けた由美は、「はいぃ」と消え入りそうな声で返事をし、ゆっくりと、怖々と立ち上がりました。
で、まだ胸とオマンコ隠してやがる。
何勿体つけてんだ、と僕は顰めっ面でした。
「手退かして、こっち向け!」
由美は僕の怒鳴り声に、ハッと目を見開き、「ハイ!」と返事し、慌てて両手を下ろして僕の方を向きました。
「ほう…」と僕は顎を摘んで、やや前屈みになって由美の裸体を眺めます。
「意外とおまえ、陰毛薄いな」
「あは、あははは…」と由美は照れているだか、困っているだか、何とも言えない表情で震えながら笑っています。
「おめえみてえな派手女は、イメージ的には剛毛だろが」
由美のオマンコを凝視しながら僕は言ってやりました。
「ま、まあ、色んな派手女がいますっから」
声を震わせて、由美はそう答えます。
そだな、ちげえねえ。
僕は両膝を両手でパンっと打ち、立ち上がりました。
由美は僕を見上げながら、唇を震わせて後退りします。
「ビビんなっての。陰毛は濃い目より薄い目の方が好きだ。オッパイも…」と僕は真下にある左右の乳を交互に見ました。
「一握り程度で合格だ。Cカップか?」
「正解、です」と由美はまた泣きそうな顔を上げます。
「早く体洗っちまえよ」
僕はバスキャビネットに顎先を向けました。
「はっ、はい!」
由美は急いで僕のそばを離れてキャビネットへ向かいました。
「先に、潤さんの体を洗いましょうか?」
手に取り、シャワーの湯をかけたボディスポンジに、ボトルのベッドをプッシュして出す、ボディソープをつけながら由美が言いしたが、僕は返事をせず、由美のそばへ行ってそのスポンジを取り上げます。
「俺が、先におまえを洗ってやる」
「へっ、へっ、へっ」と由美は目玉を左右に振り、動揺しました。
「早く背中向けろ」
僕は構わず、由美の細い両肩を掴み、背中を向かせ、ソープのついたスポンジを、こんな華奢な体でよくヤンキー張れてんな、滑らせます。
「あっ、有難うございます」
  いつも、こうやって男に洗わせてるくせしやがって、俺だけに可愛くなろうとすんなっての、今日中に、その化けの皮剥がしてやるよ。
  「礼なんて、いらねえよ」
  僕はそのスポンジを、由美の脇の下を潜らせて、胸へ滑り込ませました。
  「あっ」と由美が小さな声を漏らします。
  「ほら、一握りじゃねえか」
その乳を泡塗れの左手で揉みました。
「潤、さん…」
由美は首を捻り、自分の右肩の上に置かれた僕の顔に唇を近づけます。
「感じるか?」と僕が固くなった乳首を中指と人差し指で挟んでやると、「はいぃ」と頼りない声を出して、由美は唇を僕の頬につけました。
スポンジは由美の腰の曲線を伝い、股間に向かいます。
「足、開けろ」
僕の囁きに、由美は素直に従いました。
薄毛のオマンコにスポンジを這わせ、更に奥まで、丹念に洗ってやります。
「ふぅー、うぅー」と消え入りそうな、由美の声がバスルームに柔らかく響いていました。
これだけ裸体を密着させ合って、固くなったチンコで腰辺りを擦られてたら、さすがに、観念したろ、と僕はニヤリと笑います。
中身は、スポンジじゃ無理だ。
ポトリと床にスポンジを落とし、僕は中指の先で由美の亀裂をなぞりました。
「アッ、ウッグッ」
今度ははっきりとした由美の声がバスルームに響きます。
少し亀裂に沈ませた指先に、ソープの滑りではない、もっとねっとりした、生温かい液体の感触を得ていました。
「おまえ、濡れてんじゃねえか」と囁く耳を甘く噛んでやります。
「きっ、気持ちよくなってきま、きましたぁ」
「おまえの腰に当たってるの、どうなってる!」
チンコをわざと振り、由美の腰に擦りつけてやりました。
「固く、かっ、固くなってますぅ」
素直なヤンキーか。
悪くねえ。
僕はその指先をクリトリスに触れさせると、「アッ!」と由美は腰を若干引き、顎を突き上げ、僕は伸びた由美の首筋に唇を這わせます。
「おめえのクリトリスも、固くなってるよ」
「クリトリスってそんな、そんな嫌らしいこと、いっ、言わないでぇ…」
由美は僕の指先の回転に合わせて腰を回しています。
「スケべな女には、言ってわからしてやんねえとな」と由美の首筋を舐めながら「嫌か?」と僕は低い声を出しました。
「言って、言って下さいっ! アッ、グッアアー!」
従順なヤンキー。
悪くねえ。
「クンニ、して欲しいか?」
「クンニ、しっ、してえっ、して欲しいですっ!」
「フェラも、してえか」と由美の手を後ろに引き、僕のギンギンのチンコを握らせました。
「フェラ、フェ、フェラしたいですっ! いっぱい、いっぱい、フェラしたいですぅ、グッ、アアアアアアー!」
由美が絶叫しました。
「今夜は、泊まっていけ。一晩中、クリトリス触って、クンニして、フェラさせて、セックスしまくってやるよ」
  おめえらヤンキーに外泊なんて、何でもねえこったろ。
  「はっ、はいぃ。泊まりますっ! 潤さんの好きにしてっ、アアアアッ、グッ、アアアアアアー!」
  スケべなヤンキー。
  悪くねえ。

さあ、これから、怒涛のエッチな体験がはじまります