2DKのマンションを借り、そこで寝泊りしながら仕事をしていた俺。
オートロック式の玄関で、素敵な女性とすれ違った。
お互い軽く会釈したが、俺はずっと後ろ姿を眺めていた。
（へ～あんな素敵な女性が住んでいたんだ～どの部屋だろう？）
そう思っていると、2～3日してから部屋のドアを開けて外に出た時、隣の部屋のドアが開き、その女性が出て来たのだ。
（えっ！･･･お隣さんだったのか～）
「あっ、どうも」と言った俺に対して、恐縮したようにペコっと頭を下げ、先に玄関の方へ向かった彼女。
歳の頃は俺とさほど変わらない30代前半くらいで、普通体型の大人びた雰囲気の女性。
ただ、初対面の時もそうだったのだが、何処となく寂しげな感じを受けた。
ずっと気になっていた俺･･･ある日、窓の外を眺めていたら、白地に花柄模様のスカートを履いた彼女が、ゆっくりとバス停の方へ歩いて行くのが見えた。
急いで表に出て、車で追いかけた俺･･･追いつくと窓を開け声を掛けた。
「こんにちは、お出かけですか？」
ちょっと驚いた様だが、頭を軽く下げ「はい」と答えた彼女。
「何処まで行くんですか、良かったら送って行きますよ」
「えっ、でも～･･･」
「遠くてもいいですよ、暇してるんで」
部屋で仕事をしている俺が、「暇してる」と言ったのが可笑しかったのか、「うふっ」と笑ってから、「じゃあ、お言葉に甘えて」と言って助手席側へ回って来てドアを開けた。
「いいですか？」
「どうぞどうぞ乗って下さい」
駅の方に行くと言うので、そちらに向かった俺。
すると彼女が、「田所さんは何の設計をしてるんですか？」と聞いて来た。
(名前知ってるんだ～･･･そうか、郵便受けに書いてたな～田所設計って･･･)
「道路の設計です」
「道路？･･･珍らしいですね、てっきりお家やマンションとかの設計だと思ってました」
「そうですね、設計と聞くとたいがいの人はそう思いますね」
彼女の方から話し掛けて来てくれて、少しほっとしていた俺。
タイプの女性の前では話せなくなるのだ。
何を話そうかと四苦八苦しているのが見て取れた様で、また「うふっ」と笑った彼女。
降りる時に、バックから一枚の名刺を取り出し、「良かったら飲みに来て下さい」と言って俺に渡した。
見てみると、“かすみ”と書かれていて、どうやらクラブみたいな所で働いている様だった。
それから一週間くらいは、部屋から音が聞こえてくるくらいで、すれ違う事も無かった俺たち。
顔を見たくなったし、働いているのがどんな所か知りたくなったので、勇気を出して店に行くことに決めた俺。
暗くなってから部屋を出て、地図で調べて置いた店へ急いだ。
店の前まで来ると、一呼吸してからドアを開けて中へ。
たまたま視線の先にいた彼女が気付き、アッという顔をして隣に居るママらしき女性に声を掛けた。
どうやら、私の知り合いですみたいな事を言った様だ。
テーブル席に通されると彼女がやって来て、「来てくれたんですね」と言って隣に座った。
そこは、俺みたいなのがいつもでも来れる様な場所ではない。
でも、彼女に会いたくて来てしまった。
途中でママがやって来て挨拶し、「かすみちゃんを宜しくね」と言ったので、立ち上がって「いえこちらこそ！」と言ったら、笑っていた彼女。
彼女によると、凄く良くしてくれて、ママが居るからここで働いているみたいである。
その日は、あまり長居せずに帰えることにした俺。
実は仕事が詰まっていたのだ。
徹夜覚悟で会いに行った訳である。
夜も更けて、ベランダでタバコを吸っていると、帰って来た彼女が洗濯物を取り込むためにベランダに出て来た。
「お疲れさん！」と声を掛けた俺。
「あっ、今日はどうもありがとう、まだ起きてたの？」
「今日は徹夜かな～」
「えっ、そうなの？･･･それなのに来てくれたの？」
「まあね･･･かすみさんに会いたくなったのさ」
「嬉しいこと言ってくれるわね～･･･でも、あまり無理しちゃダメよ！」
それから二週間くらいは忙しかったし、金も心細かったので会いに行かなかったが、たまにベランダ越しに話はしていた。
次に店の方へ行ったのは、一回目から三週間くらい経った頃。
その日は遅めに来て、閉店時間頃までいた俺。
「もう終わりだろう？だったら一緒に帰ろうか？」と言ってみたのだ。
すると、「そうしちゃうかな～」と彼女。
それから席を立ち、ママの所へ行って戻って来ると、「片付けるからちょっと待ってて！」
と言って片付け始めた。
そして、途中でまた俺の所へ来て、「ビルの外で待っててくれる？着替えたら来るから」
と言ったので、お金を払って外へ。
しばらくして、「お待ちどうさま～」と言って出て来ると、「何か食べて帰る？」と彼女。
「いいよ！何がいい？」
「う～ん、ラーメンかうどん！」
それで、近くでラーメンを食べてから帰路に着いた。
部屋の前に来ると、「寄ってお茶でも飲む？」と彼女。
寄るという事は、そのまま関係を持ってしまう事だと理解していた俺。
何も言わずに彼女の後に続いて部屋へ。
初めて入った彼女の部屋･･･同じ造りなのに全然感じが違っていたし、何やらいい匂いが。
とりあえず用意してくれたお茶を飲んでいると、「ついでにお風呂入って行ったら？」と彼女。
入ればいよいよ男女の関係になるのは目に見えている。
でも、断る理由は無いので入る事に。
「ちょっと部屋に行って着替え持って来るよ」
そう言って、一度部屋に行って戻って来ると、「一緒に洗っとくから、着替えた下着は洗濯機に放り込んでいて」と彼女。
「分かった、ありがとう」と言ってから、浴室へ行き洗濯機を開けるとニヤっとして俺。
毎日は洗濯しない様で、昨日履いていたと思われる下着が無造作に放り込んであったのだ。
取り出して広げると、紫色の下地に花柄模様が入った下着で、大人の女性を思わせるシックな作り。
その、彼女の下着に重ねる様に、着替えた下着を置いた俺。
パンツと肌着姿で出て来ると、入れ替わりに浴室へ行った彼女。
出て来た時はバスタオルを巻いただけだった。
それからは、自然と唇を重ね合っていた。
ベッドへ行くと、「優しくしてね！」と彼女。
もう一度唇を重ねてからバスタオルを外すと、Dカップ位は有りそうな形の良い乳房が現れた。
それを右手で揉むと早くも息を乱し始め、吸い付いてから舌で回す様に舐め上げると、
「あ～～ん」と可愛い声。
手を胸から股間へ向かって擦りながら移動させ、クリトリスに触れると、「ああっ！」と言って身体を震わせ、指を下にズラして入れ込むと、ヌルっとした感触と共に指が吸い込まれた。
出し入れすると、「はあ～～ふん～～あ～～」と喘ぎ出し、早くも欲しそうな顔でこっちを見た。
哀願している様な顔と目が可愛くて、意地悪したくなり、「まだ早いまだ早い」と俺。
子どもがおねだりする様な顔でせがむので、「舐めてくれなきゃダメ！」と言うと、
身体を起し、勃起している肉棒を掴んで口の中へ。
手と口をゆっくり動かしてフェラし始めたが、何処で覚えたのか凄く上手なフェラで気持ち良かった。
でも、我慢出来ないのか直ぐに止めてしまい、またおねだりする彼女。
仕方ないので、仰向けに寝かせ入れてやる事に。
ただその前に、濡れているマンコを見たら舐めたくなり、クリトリスをペロペロしてから、垂れ落ちている滴を吸い取る感じでクンニした。
それから、色んな角度から彼女の身体を拝みたくなったので、バックから入れるふりをして四つん這いにさせたのだが、腰のクビレからお尻に続くラインがエロくてニンマリしてしまった。
また、その格好をさせたまま下からマンコを覗くと、大き目なビラビラが垂れかかり何とも卑猥な感じ。
そこで頭を突っ込み、そのビラビラを舌先でベロベロしてから唇で引っ張ってみた。
すると、「いや～ん」と彼女。
どうやら、大きなビラビラが嫌だったようだ。
だが、男からしたらビラビラが大きい方が、入れた時に包み込んで来るので気持ちいいのではと思った次第だ。
もう入れてやらないダメだろうと思い、もう一度仰向けにさせて挿入。
ビラビラもそうだが、ジュルジュルとまとわりつく感じでなかなかのもの。
喘ぐ顔もいいし、顔だけ見ていてもイケそうなくらいだ。
コンドームが無かったので生で入れたが、さすがに中出しはヤバいと思い、彼女がイクのと同時に抜き取ると、少し手で擦ってから腹の上に出した。
その日は結局、一緒に寝て朝を迎え、寝起きの一発をしてから、彼女の出勤時間まで仕事もせずにそこで過ごした。
その後は、お互いの部屋を行き来して楽しんだが、俺が二日間出張で留守している間に居なくなってしまった。
郵便受けの中に書き置きが入れてあり、見てみると、「黙って出て行ってごめんなさい。訳が有り田舎に帰ります。あなたと出会えて良かったです」と書いて有った。
