私には子供が二人おりますが、子供が大きくなり今では子育てにも手が掛からなくなりました。そんな時、友達に勧められて行ったボランティアでの出来事です。地域にある海岸のごみ拾いをするというので、簡単な気持ちで行きました。ボランティアなんて子供が小さい時にして以来でしたが、お休みの朝早くから地域の人たちが海岸に集合してワイワイごみを集めるのは学生時代に戻った気持ちでした。
終了する頃に皆が同じ場所に集まって、主催者の方の挨拶がありました。その時に見しらぬ男性が私に軽く会釈をしてきました。私は誰だか一瞬分かりませんでしたが、とりあえず会釈を返しました。解散になってからその男性が私に近づいてきました。
「有子さんでしょ?」
そう言われても私はピンときませんでした。ちょっとイケメンが年を取った感じの男性です。
「川村だよ、幼稚園の時有子さんによくいじめられてた…」
「やだ、いじめるだなんて。川村さんって途中で転校したんじゃなかった?」
幼稚園の時、可愛い男の子のことをからかっていたのは覚えていますが、それが川村というイケメンに変わるなんて。
「両親が離婚して、母方について引越したんだよ。久しぶりだね~」
「そうね、もう30年ぶりくらい?」
友達と後で朝ご飯兼昼ご飯のブランチにでも出掛けようと思っていましたが、久しぶりに会った川村さんがちょっと興奮気味だったので、友達は「またね」と私を置いて帰ってしまいました。
「朝ご飯まだなら、近くのカフェにモーニングでも食べに行かない?」
私は主人以外の男性とカフェに行くなんて想像もしていなかったので、一瞬いいのかな?と戸惑いましたが、軽く食事するぐらいならと誘いに応じました。
川村さんは私とは違って、幼稚園の時の記憶が良く、私が覚えていないようなことをスラスラと話していました。ちょっとおしゃれなそのカフェで、年取ったイケメンとTシャツにジャージの冴えない格好の私が遅めのモーニングです。私はそんな、よく覚えていないことを聞かされてもへぇーと思うだけで、川村さんとの心の距離は縮まらないばかりでした。挙句の果てに川村さんは今奥さんと上手くいってなくて、離婚調停中だと話していました。
「じゃあ、川村さんの浮気が原因なんでしょ?」
不躾にも私が思ったままのことを尋ねると、川村さんがちょっとすねて見せました。
「まさか、奥さんに浮気されたんだよ。僕が一日早く出張から帰ってきたら、家で奥さんが幼馴染の男とよろしくやってた」
「ドラマみたい!そういうのって本当にあるんだね!」
私は川村さんとの話で初めて食いつきました。人の不幸は蜜の味とはよく言ったものです。それ以来、恥ずかしながらEDになってしまったというのです。女性不信で元気もなくなってしまったと。
「この位の年代はそういうのってあるみたいよ」
「有子さんの旦那さんもそうだと言うんじゃないだろうね」
「ウチなんて、もう5年もそういうのないわよ」
「えっ?5年?それじゃあ、有子さんは5年も寂しい想いをしているの?」
「恥ずかしいわ。そういうもんだと思ったから、寂しいとは思わないわよ」
「僕はまだまだ現役でいたいと思ってるよ。現に、有子さんが魅力的だから、今すぐにでも有子さんを抱きたいと思う」
「何バカなこと言ってるの、やめてよ」
「実は幼稚園の初恋の人だったんだ、有子さんが」
「本当に?」
「転校してもずっと忘れられずにいたよ。なかなか忘れられずに、今でも時々思い出していたよ」
「そんな思っていてくれたんだ、嬉しい」
「そこで突然のお願いなんだけど、僕がまだセックスできるか相手になってもらいたいんだ」
「無理よ。私旦那さんとは仲がいいの」
「セックスレスなのに?」
「そうよ、旅行に行ったり、しょっちゅう買物や食事に行くし」
「セックスしたいと思わない?」
私は心の中をのぞき見されたのかと思い、そんなことないわよと即答できませんでした。私は旦那にセックスしようと誘われなくなってからというもの、自分からは誘うこともできず、悶々とした日々を過ごしたこともありました。でももう5年。そんなことはすっかり忘れてしまいました。
「したいよね、したいはずだよ。まだ僕たち30代半ばだよ。良かったらこれからしようよ」
軽く誘ってきました。私は昼間からジャージ姿でセックスしようと誘われるとは思ってもみませんでした。でも、開けっぴろげにセックスしようと誘ってくる川村さんに、忘れかけていた女を見出してもらえると思うと、いいわよと返事をしていました。
「但し、今日1回だけよ。それ以上は私できない。川村さんの初恋の相手としてするだけ」
「分かった。嬉しいよ。ボランティアでいいことすると、現実世界でもいいことがあるんだな~」
二人でカフェを出て、川村さんの車に乗り込みました。車中で川村さんは私の手を握ると、私を見つめてニッコリ微笑みました。そのままラブホテルに直行です。ホテルの部屋に入ると先にシャワーを浴びてきてと言われ、私はシャワーを浴び、入れ替わりで川村さんも入りました。
ベットに座って二人で見つめ合っていると、私が吹き出してしまいました。
「なんだよ~真剣なんだよ」
「別に愛し合う二人が見つめ合ってるんじゃないんだから、さっさとしましょう」
「色気もあったもんじゃないね」
「いいじゃない、後腐れなくて」
「大好きだよ、有子さん」
そう言って川村さんは私を抱きしめ、キスしてきました。すぐに舌を入れてきて、私も負けじと舌を絡ませました。久しぶりにキスして、あ~キスって気持ちいい、あ~キスってドキドキすると思いました。それまで全然ドキドキしていなかったのに、キスして舌を絡ませた途端、ドキドキが止まりませんでした。
おっぱいを揉まれ、乳首をコリコリされると、私も川村さんの股間に手を伸ばしました。川村さんの股間はもう十分勃起していて、私は手で触りました。
「お口でしてよ」
甘えた感じで川村さんがフェラを要求してきました。私は頼まれると嫌とは言えないタイプです。私は上を向いたチンポを口に入れました。あ~久しぶりに勃起したチンポです。私はいきなり口の奥の方までチンポを咥えました。よだれをいっぱい付けて、手でしごきながら口から出したり、奥の方まで入れたりしました。
「ああ、気持ちいい。有子さん上手だよ、ずっと舐めててもらいたい」
私は舐め始めよりも更に大きくなったチンポを舌を使って上から下、下から上、カリの部分と丁寧に舐めました。
「有子さんのも舐めさせて」
川村さんは私のおまんこを手で開くと、舌を使ってベロンベロン舐めてくれました。クンニなんて久しぶり過ぎて、頭の中が真っ白になりました。
「気持ちいい、もうイきそう!」
「いいよ、イっても。5年ぶりに今日は何度もイかしてあげる」
私はその言葉があまりにも嬉しくて、涙がこみ上げてきました。こんなに優しい人なら好きになってしまいそうだと思いましたが、言葉にはしませんでした。ひとしきりシックスナインをした後、川村さんが言いました。
「おまんこに入れたい」
私はゴムを付けるように言うと、川村さんはゴムを付けてくれました。私のおまんこにチンポを挿入すると、私はすぐにイってしまいました。気持ち良くて気持ちよくて、私は声を上げて乱れていました。川村さんは私のクリトリスを刺激しながらチンポをおまんこに出し入れして、私はまたイきました。
「僕もイキそうだよ」
「イっていいわよ」
「うん。大好きだよ、有子さん」
そう言って川村さんもイキました。私たちは体力の続く限りその日はセックスをして、お互いの連絡先も聞かずに明るく別れたのでした。30代半ばで女を取り戻した日でした。