「江口君とだって、キス位なら・・・」

佐智枝の言葉に心の中では小躍りしたものの、やはり相手は20年以上の付き合いのある親友。

それは向こうから見ても同じ。

事が上手く運ばなかったり、中途半端な結果になっても、気まずくなるでしょう。

自分が勝手に盛り上がり、今さら後には引けないものの、会社の後輩の伊藤とは違う、妙な照れやプライドが障害になっていました。

たまに電話で相談を受ける離婚の話も具体的になり、生々しい話も多くなって来ました。

10歳も年下の資産家の娘と結婚したのは8年前。

ボンボン育ちの江口とは良い相性だったのに、子供に恵まれなかった事や多忙を極める多角経営でのすれ違い、そして若い嫁の不倫。

ゴルフのキャンセルが続いていた事で、しばらく江口も来ていませんでした。

「一段落したら、食事にでも呼んであげたら?」

さりげなく提案する佐智枝に小さなメッセージが込められているようでした。

ゴルフ絡みでなく「飯でも」と自宅に誘った日曜の夕方、江口は久しぶりの佐智枝に、「めでたく、いよいよ離婚が成立しそうです」と、やせ我慢の笑顔で報告します。

「残念ね・・・。ご馳走作ったから、ゆっくり食べていってね。今日は二人で慰めてあげるから!」

出来るだけ離婚話を避けながら、好きな映画、単純明快な洋物のラブストーリーや泣けるヒューマンドラマ系の話題作の話に盛り上がりました。

ちょっとしたDVDコレクターの江口に、「それそれ、どうしても見たかった映画なの!今度貸してよ!ね、持ってきて!」とねだる佐智枝に快諾する江口。

「近くに来るついでがあったら、忘れないうちに届けてやってよ」と言った瞬間、何かがスタートしたような気がしたのは私だけだったでしょうか。

いつもの様に佐智枝を褒め、焦がれるような目で見つめる江口。

後で考えると、この時から江口の佐智枝に対する気持ちはピークに向かって走り始めていたような気がします。

好きなワインを口に運ぶピッチがいつもより早い佐智枝。

伊藤という強烈な他人棒を知ってしまった佐智枝も江口を見る目は変わりました。

「江口君とだって、キスくらいなら」とつぶやいたあの夜の記憶。

「関係が近すぎる」と躊躇していた相手に対する小さな性的欲望も、佐智枝の中で抑えきれなくなっているのがその表情からも解りました。

離婚という虚しい現実で元気の無い江口に対する佐智枝の母性本能や、女としての欲望が芽生え、それを求めていると確信した私は行動に出ました。

「帰っちゃう前にさ、あのパターだけどさ。思い出したついでに捜してくるよ」

ソファーに並んで語り合う二人に声をかけ、庭の物置に行くふりをして玄関を出ました。

わざと大きな物音を立てて作業を演出しながら時間をかけ、しばらく様子を見た後、暗い庭の隅からカーテン越しに見えるリビングの二人を捜しました。

ソファに座った二人は私の期待を裏切る事はありませんでした。

抱き合い、キスをしていました。

長い付き合いのある親友と愛する妻のその姿に、全てを持ち去られるような切なさと嫉妬が交差します。

音は聞こえませんが、求め合い、欲望をぶつけ合うような卑猥な光景でした。

切なく、そして興奮させるその行為をじっくり鑑賞してから荒い息を整え、大きな音で玄関を開けます。

「やっぱ見つからないから、今度ゆっくり捜しとくわー」と部屋に戻ったときは、微妙な空気の中、離れて座る二人でした。

江口の帰った夜・・・。

「あいつも気の毒だけど、大変だなあ・・・おやすみ」

キスはしましたが、少し酔ったふりをして寝ました。

“ディルド”の登場を期待していた佐智枝を不完全燃焼にしました。

何度も寝返りを打ち、ベッドが少し揺れていたのは、一人で慰めていたからでしょう。

(自営業の江口が月曜にDVDを持って、きっとやって来る)

昨日からの流れで、『来なければおかしい』と思う程、確信がありました。

会社には体調不良を理由に欠勤を伝えた私を、いつものように車で駅へ送る佐智枝。

(いい年した男がいったい何をしているんだ?)

そう自問しながらも、今までの生活には無い妙な興奮を覚えていました。

昼前まで時間を潰し、タクシーで向かった自宅の駐車場には、やはり見慣れた江口の車がアウディの横に停まっていました。

誰もいないリビングの床には佐智枝のワンピースやパンティーが散乱しています。

なぜか、とっさにそのパンティーを拾い上げポケットに突っ込みました。

そっと階段を上り、いつものベランダに潜り込み、覗いたそこには全裸の佐智枝がベッドに手をつき、立ちバックで江口に突き入れられている姿がありました。

「アーッ!・・・アーッ!・・・ウッ!ウッ!・・・江口くん・・・イイ!イイよ!気持ちイイ!大きい、大きい!!・・・ダメダメ・・・大きいーーッ!」

ガラス越しに聞こえる佐智枝の喘ぎ声は悦びに打ち震え、泣いている様にも聞こえます。

大学の同好会ナンバー1の巨根が勃起すると、こんなになるのだと驚愕するような一物に騎乗位で跨がったり、69で咥えたり、寝バックで痙攣したり・・・。

「ダメダメもうだめ!気持ちいいよー!!凄い!ああ、きつい!」

その言葉は初めて聞く、佐智枝の心からの叫び声の様でした。

ここには書き切れない程の、強烈でドロドロしたセックスが狂ったように展開されました。

「アア!江口君!・・・江口君!凄い、凄い!またイキそう!・・・あ・・・あ・・・。もうダメ!またイクッ、イクッ、イッちゃう!」

居たたまれず階段を下り、そっとドアに鍵を掛け、とぼとぼ歩いた駅の近くのコンビニのトイレで、たっぷり湿った佐智枝のパンティーに頬擦りしながらトイレットペーパーの中に恍惚の射精を放出した私でした。

その日の夜、ソファーと床の狭い隙間の奥にパンティーを戻し、落ち着かない雰囲気で過ごす私に、「お昼に・・・江口君がね、DVD・・・持ってきてくれたわ」と佐智枝が切り出します。

「・・・寝たわ。・・・凄かった。下で一回。寝室でも。凄いモノでイカされたわ。でもあの人、帰る時、あなたに合わせる顔が無いって落ち込んでたの。だから可哀想になっちゃって、落ち着かせるために・・・怒らないでね・・・。あなたの最近ハマった趣味のことも言っちゃった。だから大丈夫って・・・」

正直で可愛い美しい妻、佐智枝を抱き締め、髪を撫でました。

電話に出た江口は少し焦った様子でした。

「佐智枝から聞いたよ・・・」

「・・・悪い・・・お前を裏切った・・・。ほんと・・・ブレーキ利かなかった」

このままでは佐智枝の予言どおり、気まずい関係しか残らないと感じた私は、勢いで自分の欲望に満ちた提案をしたのでした。

私の寝取られ趣味についてあまり説明する気は無かったし、理解できるはずもないのですが、裏切りを許すその条件には江口も唾を飲んで聞き、驚き、興奮して承諾したのです。

・佐智枝の行為の半分は私への“愛のある見せつけ”であり、決して好き者ではないと理解し、今後は無断での間男行為は禁止。

・月に一度、(たまにニ度)こちらの都合に合わせた日に食事会。深夜帰宅、泊まりは自由。

・佐智枝の気分を第一に優先して、空気を読んで自然な“妻の共有”を楽しめないか。

・安全日以外はゴムを使うか外出し。

・いつか仲違いをしたり、縁が切れる事があっても、この秘密は墓場まで持って行くこと。

「もう、あなた、一人で盛り上がってない?江口君だって理解できないんじゃない?ほんとは迷惑だったりして。えーっ信じられない、本気なの?今度の休み?もう・・・、どうしよー」

着る物や下着をそれとなく準備している佐智枝も満更でもなさそうでした。

2、3週間に一度のアブノーマルな世界を楽しむために、至って通常な日々を大切に、そして幸せに送る、私たち二人。

その日がやって来ると、まるで江口と二人で計画していたかのようなシーンを私に見せつけ、いたぶり、興奮させる佐智枝がいます。

“させたい”私と、“したい”江口。

夫の親友に抱かれる背徳の悦びと、それを見て興奮する私に見せつけ、感じる佐智枝。

この半年の間にも色々な思い出を作ってくれました。

爽やかなシャンブレーのシャツの上にゆったりした紺色のセーター。

下はホワイトジーンズのその日の佐智枝は、まるで女子大生のようでした。

江口の来る前に、買い忘れたワインを車で買いに行かされて帰ると、すでに江口の車がありました。

玄関を入ると佐智枝の声が漏れ聞こえてきます。

佐智枝はセーターのままで下半身だけ全て脱がされ、ソファーに手をつきバックで尻を突出し、江口に、大型犬のように舌で秘部をしゃぶられています。

江口の両手は佐智枝の尻や腿の内外、そしてふくらはぎや足首を撫で回しています。

ピクンピクンとしながら私の方に振り返り・・・。

「あなた!・・・見て!凄いの!あーっ!気持ちいい!もっと、ああイクッ!イクッ!」

リビングの絨毯に射精して叱られたりもしました。

ある時は、コンビニに買い出しに行っていたはずの二人が玄関で靴を履いたまま、立ちバックをしていた事もありました。

アグーのハーフブーツを履いたままデニムのミニスカートを捲り上げられ、パンティーを横にずらし、ぶち込まれて喘ぐ佐智枝。

「ン・・・ン・・・イック・・イック!・・・あ・・・イクッ」

缶コーヒーのように太いモノを捻じり込まれる、その小さな丸い尻は江口の大きな両手で潰されそうになっている桃のようです。

自分の口を手で押さえ、声をこらえている佐智枝は美しく、思わずスマホのカメラにも収めました。

暗いリビングで三人で洋画を見るときも、ソファーの真ん中には佐智枝が座ります。

キスシーンのタイミングで横を見ると、もう二人は抱き合ってキスの最中です。

2、30分キスしている事もあります。

寝室へ行く余裕などなく、そこで裸になり、獣のように繋がります。

「江口君!イイ!ほんと!これイイ!ああ、好き、江口君もっとして・・・イック」

私を気にもせず・・・いや、私に見せつける様に佐智枝を狂わせる江口。

滅多に3Pに突入する事はありません。

江口としている佐智枝の口で受け止めてもらうのが精一杯です。

泊まった翌日の朝食後、食器をキッチンに運ぶ江口は大声で笑ったり囁きあったり。

・・・静かだなぁと思って覗けば、やはり、佐智枝はしゃがみこんで江口のその大きくなったモノを両手で扱き、咥え、首を前後に動かしています。

佐智枝の舌や唇に包まれ、吸引される気持ちを私も共有しながら覗きます。

佐智枝の頭を支え、天井を見つめ、耐える江口は悦楽の表情です。

「来て、出していいよ、飲んであげる!ンフ・・・ンフ・・・ヴ・・・ヴ・・・ン!!いいよ!頂戴!ジュポ!ジュポ!・・・ング、ンッグ・・・美味しい!」

エロDVDをソファーで観ている二人の前に四つん這いになり、ワンピースの裾をゆっくり持ち上げ、下から手を伸ばし、パンティーの上から秘部を擦ります。

ゆっくりパンティーを引き下ろすと、私達二人の視線は釘付けです。

尻を高く上げ、秘部もアヌスも丸出しで腰を揺らし二本の指でオナニーに耽ります。

二人で共有する愛おしい妻の、これ以上無い卑猥な誘惑。

二人共もうエロビデオどころではありません。

「お願い!入れて!・・・早く!・・・早く」

「どっち?・・どっちに入れて欲しいの!」と、私。

「ハァ!ハァ!たまらない!早く!・・・江口君早く!」

パンパンパンと音を響かせ前後する江口の尻を見ながら・・・。

そして号泣するような佐智枝の悦びの声を聴きながら射精するのは、最高です。

「エステもいいけど、肩こりにはマッサージもいいよねえ」

そう言った佐智枝の言葉を聞き逃さなかった江口。

江口が持ち込んだコールマンのキャンプ用の簡易ベッドの上に佐智枝を下着で寝かせ、疲れ気味の妻への“出張マッサージ”。

オイルをたっぷり垂らして、男二人の四本の手でマッサージした時の佐智枝の乱れ方は凄まじく、じっくり秘部を鑑賞し、こねくり回し続ける江口に、「イヤ!イヤイヤーッ!ちょっと・・ほんと・・・ダメーッ!」と、AVでしか見た事のなかった潮吹き。

初めて潮を吹く佐智枝にはとても驚き、感動しました。

「もうダメ、気持ち良すぎて、おかしくなりそう!いいのよ!今日は・・・あなたも入れて!アア凄い!イク、イクーーッ!」

先日も痺れるシーンがありました。

キングサイズのダブルベッドで三人で眠る時も、もちろん佐智枝は真ん中です。

年のせいもあり、飲んだり2度も射精したりすると、私の体力も限界になります。

真夜中、小さな声に起こされると、寝たまま後ろから抱きつかれた佐智枝は全裸です。

両乳房は鷲掴みにされ、江口のモノはすでに後ろから挿入されています。

ゆっくりした深いストロークで、小さな照明しかない闇の中で音もなく犯され、声をこらえていました。

暗さに目が慣れてくると、佐智枝が真っ直ぐ私を見つめているのがわかります。

潤んだ目に溜めていた涙が溢れ、ポロリとこぼれ落ちました。

泣いていました。

私と目が合うと・・・。

「イイ・・・すごいの・・・あなた・・・見える?・・・私のこんなとこ・・・。アッ!アッ!・・・あなた感じる?・・・私・・・もうダメッ!!」

私は枕元のティッシュを抜き取り、射精の準備に入ります。

振り返るようにして江口の唇を求め、激しいキスをしながらピクンピクンと仰け反ってイク佐智枝を見ながら、私は三度目の射精に酔いしれるのです。

これからも、私を興奮させる演出じみたシーンで楽しませてくれるでしょう。

子供に突然の帰省をされないようにマメなチェックも欠かしません。

江口の来ない休日には一泊旅行や日帰り温泉で楽しむ事も増えました。

佐智枝から手を繋いでくるようにもなりました。

旅先の宿にディルドは不必要になりました。

「大きさじゃないの。あなた!・・アア・・・凄く気持ちいい!」とイッてくれます。

旅先で名物グルメを頬張り、ブログ用の撮影に夢中な美しい妻が、月に一晩だけは、私の目の前で他人に大股開きで手マンをされ、悦楽の表情で叫び、そして潮を吹くのです。

巨根でも絶倫でもない、冴えない中年男が夢のような性生活を送れるようになったのも、あちこちに展開される寝取られサイトのお蔭と感謝しております。

数年後に伊藤君がインドから帰国した時には、江口と伊藤君に輪姦される佐智枝を見ながら悦びの射精をしてみたいと夢見ているのですが・・・。